WiFiのネットワーク名(SSIDまたはサービスセットアイデンティファーとも呼ばれます)を変更するには、まずはお使いのWiFiのアドミンパネルにアクセスする必要があります。
WiFiのネットワーク名はWiFiの使用にあたり全く関係のない項目とお思いの方は非常に多く、それゆえに”hack me”や"WillUmarryMe?"、”Top Secret network”、”Drop it like its Hotspot”など、面白いWiFiネットワーク名も時々見かけることがあります。WiFiネットワーク名はパスワードに比べてこそ重要度は劣りますが、ネットワーク名の違いで安全性が大きく変化します。具体的な例を以下で紹介します。
ヒント 1個人情報を含まないこと:ご近所の方の苗字や番地がネットワーク名に表示されているという経験はありませんか。WiFiネットワーク名に個人が特定できる情報が含まれているとわかりやすい反面ハッカーからの特定が非常に容易になり、狙われやすくなってしまいます。
特殊なソフトウェアを使わずとも持ち主の特定できるネットワークは、彼らにとっての格好の餌食です。また、隣人にもネットワーク名が知られているため無断で使用されるリスクなども存在します。個人が特定できるようなWiFi名への変更は避けましょう。
ヒント 2公共のホットスポットのように見える名前を避ける:WiFiの名前を、有名な公共ネットワークのホットスポット名と同じにしてしまうユーザーも多くいます。
”McDonald's WiFi”や”Softbank WiFi”などという名前にすることは、個人の特定こそ避けることができますが、無料WiFiを探しているユーザーからの予期せぬログインのリスクを大幅に増大させます。パスワードが破られずとも接続を試みるだけでルーターは電波を消費します。それだけでもパフォーマンスに影響を及ぼしたり、データの残量が減少するといった事態が発生します。
ヒント 3常識的な名前を使用すること: WiFiネットワーク名ジェネレーター のようなユニークなWiFi名を自動でつけてくれるウェブサイトや 面白いWiFiネットワーク名一覧 などに感化され、思わず笑ってしまうようなネットワーク名をつけたいとお望みかもしれませんが、これらは確実に避けてください。
WiFiネットワーク名は誰でも見ることができるため、非常識なネットワーク名は使用するべきではありません。2018年にメルボルン発のカンタス航空機に”Mobile Detonation Device (携帯爆破装置)"といったネットワーク名を持った乗客が搭乗し、そのネットワーク名のせいでセキュリティーチェックが再度完了するまで飛行機が離陸できないといった事態も発生しています。WiFiのネットワーク名が不適切であることは、思っている以上の影響を与える可能性があるのです。
新しいパスワードを入力したら、ルーターを再起動させます。パスワードを変更した場合、お使いのネットワークへのアクセスが遮断され、新しいパスワードを再度入力してから接続が可能になります。