ルーターの再起動と、リブートの違いはなんでしょうか?当記事で詳細を説明します。
WiFiの接続に関わる問題でお困りの場合、ほとんどの場合はルーターをオフにし、再起動します。ただし、それだけで十分でしょうか?
ルーターの再起動と、リブートの違いはなんでしょうか?当記事で詳細を説明します。
同じ再起動のように聞こえますが、これらの動作は少し異なります。非常に紛らわしいことも多いため、ルーターのメーカーがそれらの単語を定義している場合もあります。インターネット・サービスプロバイダ。中には取り扱い業者の従業員でも区別がつかない場合もあります。
実際のところ、ルーターの再起動とリブートに対する明確な違いはあまりありません。同じ動作を指すことが一般的です:ルーターをオフにし、再度起動させることを指します。”リセット”ボタンを押すだけという場合も一般的です。
ルーターに備わっているリセットのボタンを押すと、設定も全て初期化されていまします。工場出荷の状態に戻ることが一般的で、ルーターに複雑な問題が発生した場合などに、リセットボタンを押すと元に戻ることがあります。
また、ルーターの電源を抜き、また差し込むだけという再起動の方法もあります。こちらは次章で紹介します。
ルーターの正しい再起動の方法を知ることがなぜ重要なのでしょうか。ただ電源を抜いて再起動するだけでは何が足りないのでしょうか?それにはいくつかの理由があります。詳細については、以下で説明いたします:
1. ルーターの電源を抜き、次にモデムの電源を抜きます。
ルーターどモデムが一体型になっている場合、全てワンステップで完了します。ルーターとモデムが別々の場合は、まずルーターの電源を抜きましょう。
ルーターの電源をはじめに抜くことで、モデムからのインターネットが途切れてないことを確認します。手順が逆だと、予備の電源が入りうまく電源が落ちない可能性があります。
2. 最低でも10秒は待ちます。
ルーターのメーカー、または同一メーカーでもモデルが異なります。中にはルーターの中にバッテリーが備わっていて、電源を抜いた後でも非常事態に備えてバッテリーでしばらく作動するルーターがあります。また、電源を抜いた後にもデータが失われないように数秒間のバックアップをとるルーターもあります。
次に、ルーターを電源から外した状態でしばらく放置します。その際には接続しているコンピューターまたはデバイスがオフラインになっていることを確認します。緊急バッテリーが作動している場合は、しばらくオンラインの状態が続きます。
3. 電源が完全に切れていることを確認した後、ルーターに電源を戻します。
電源を戻した後は、ルーターが再起動するまで十分に時間をとります。ルーターがしばらくした後に再起動し、元の状態に戻るまでの時間を十分に確保しましょう。
パブリックIPアドレスに再接続されるまでは数分かかります。LEDライトが接続の状態を点灯にて確認するため、接続状況を確認しましょう。
4. しばらくルーターを放置します。コーヒーや紅茶を入れて飲み終わるくらいの時間の余裕を持ちましょう。
最低でも、2−3分は待ちましょう。オンラインに戻るまでは最低でもそのくらいの時間を要します。
再起動に、それよりも多大な時間を要するルーターもあります。再起動後の手順を行う前に、オンラインに戻っているかを再度確認します。
5. インターネットの接続をテストします。
WiFiスピードテストアプリを使用し、接続の確認を行うことをお勧めします。周波帯、場所によるインターネット接続の確認に最適な環境でテストを行いましょう。
もしもスピードテストアプリに接続ができたなら、最低限のネットワーク接続はされているということになります。しかしながら、スピードが十分かどうかなどをアプリで確認することは非常に重要です。
ルーターの問題のほとんどは、ルーターの過熱状態にあります。デスクトップやノートパソコンのオーバーヒートの状態とほぼ同じことがルーターに起きていると言えます。
他の熱を出す家電などの近くにはおかずに、常に風通しの良いところにルーターを設置しましょう。家具の裏などに置いたり、貴金属の近くに置くことでルーターの性能が低下することは非常によくあることなので、それらの物質から離れた場所に設置することをお勧めします。
新型のモデルのルーターの場合は、自動でアップデートを行いますが、多くのルーターはいまだにインターネットを使い手動でのアップデートが必要になります。ルーターのIPアドレスを確認し、ルーターのログイン画面からIDとパスワードを入力しオンラインで行います。ルーターの側面や裏側に必要なログイン情報は記載されていますので、ご確認ください。記載がない場合、初期のIDとパスワードはインターネット検索などからお探しいただけます。
ご存知いただけたように、ルーターの再起動は非常に簡単ですが、全ての問題を再起動のみで解決することはできません。再起動で解決できない複雑な問題には、それぞれの問題の探知やトラブルシューテイングが必要となります。その方法につきましては、他の記事で紹介いたします。
WiFiアナライザーアプリMacBook (macOS 10.10+)または全ての標準802.11a/b/g/n/ac/axワイヤレスアダプタを搭載したコンピューター(Windows 7/8/10/11)でご利用いただけます。
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