電波の強度は全体の接続状況の半分ほどを左右し明日。他にも、ノイズ率やLANの電波強度(電波ノイズ率)も大きな影響を及ぼす要素となります。プロ仕様のWiFiアプリNetSpotをお試しになり電波強度を測定してみましょう。無料でお試しいただけます。
ワイヤレスネットワークの受信電波の強度レベルの測定の一般的な名称として、RSSI (Received Signal Strenght Indicator)が挙げられます。WiFi電波の測定値は一般的にはデシベル・ミリワット(dBm)で、強度のレベルを表すデシベル(dB)と1ミリワットの参照値(mW)から構成されています。
この数値を参照にする際に、この数値は対数であり線数ではないことをご留意ください。3dBの上昇は電波の強度が2倍に上昇したことになり、10dBは強度が10倍に上昇した意味になります。それらがどのような意味であるかは、下記の図をご利用ください。電波強度の増減とそれによる影響をまとめました。
強度 | -30 dBm |
サマリー | 素晴らしい |
予測される品質 | アプリケーションを安定して使用、またはデータを転送する十分なスピードを確保するための最小電波強度 |
必要な数値 | 該当なし |
強度 | -67 dBm |
サマリー | 良好 |
予測される品質 | 制限のある環境における最大電波強度 |
必要な数値 | IPを使用した通話やビデオ中継の観覧 |
強度 | -70 dBm |
サマリー | 平均 |
予測される品質 | Eメールなどをご利用するにあたり必要な最小電波強度 |
必要な数値 | Eメールや、軽度のネットサーフィン |
強度 | -80 dBm |
サマリー | 不良 |
予測される品質 | ネットワークに接続するなどの基本的なオンライン行動に必要な最小電波強度 |
必要な数値 | ネットワークへの接続 |
強度 | -90 dBm |
サマリー | 使用不可能 |
予測される品質 | ネットワークに接続するなどのオンライン行動に支障が出るほどの不良な電波強度 |
必要な数値 | 該当なし |
一般的に-55 dBm から-75 dBmあたりまでが許容範囲と言われています。 ルーターからの距離もまた結果に影響します。ルーターのある部屋と同じ部屋から測定しても良好なネットワークパフォーマンスの数値が確保されない場合、他のワイヤレスネットワークや家電製品の電波の干渉などといった外的要因の問題がある可能性があります。
電波ノイズ率(SNR)を計測して、電波を妨害するノイズがどれほどあるかを確認することもできます。1デシベルあたりのバックグラウンドノイズのレベルと、受信電波の差分を計測します。-70dBmの電波を受信している際に、ノイズの数値が-80dBmの場合は、SNRは10dBとなります。電波ノイズ率が高くなれば高くなるほど、電波はノイズに阻害され消えてしまいます。
ワイヤレスネットワークの設定と維持において、お使いのエリア全て早く、強力な電波強度を持っていることは非常に重要となります。”デッドスポット”と呼ばれる電波の弱くなっている部分では、接続状況が非常に悪くなります。タブレットやスマートフォンを動きながら使用する場合、このデッドスポットは非常に厄介な問題となります。
WiFiの強度を測るために、コンピューターのマスターになる必要もネットワークアドミニストレーションの専門家になる必要もありません。WiFiの強度の測り方は、下記のステップに沿ってだけで誰でも簡単に行なうことができます。
NetSpotはWiFiの調査とワイヤレスの電波を調査するアプリです。Macにも対応しています。WLANの電波の強度を2つの方法で調査することができます。
ディスカバーモードを使用すれば、素早く調査が可能となります。
ワイヤレスネットワークの一箇所のみの電波強度を測定したい場合は、ディスカバーモードのみで全てが完了します。お使いのエリアのすべての電波の情報をお探しの場合は、全域調査が必要となります。操作方法は以下となります。
AppleのMacOS、Microsoft Windowsのどちらにも、備え付けのワイヤレスネットワーク接続の設定画面とWiFiに接続して強度を測定するユーティリティが付属しています。ユーティリティによる測定は素早く簡単に行えますが、ネットワーク強度の測定結果の信憑性に劣ります。NetSpotを推奨する理由はここにあります。
MacOSの付属のユーティリティを使用したWiFi電波強度の測定方法
スキャンやパフォーマンスなどの、他のウィンドウオプションからも分析情報を観覧することが可能です。
Windowsの付属のユーティリティを使用したWiFi電波強度の測定方法
Windowsの場合、タスクバーにあるWiFiのアイコン。MacOSの場合は上のバーにあるWiFiのアイコンの電波の表示レベルも参考までにご利用いただけます。
オンライン上のインターネットスピードテストは、電波の強度の測定は可能となります。ダウンロードスピードやアップロードスピード、最大強度の測定なども可能となっています。インターネットプロバイダーの提供する強度の指数と実際の指数を比較し、現状の電波の強度がどのようになっているかを測定するのに最適です。
他に起動しているソフトウェアがある、複数人が同じネットワークを使用している、ISPネットワークのボトルネックの状態などを含め、電波の強度には様々な外的要素も影響していることをご留意ください。
オンライン上のスピードテストを使用した、ダウンロードスピードとアップロードスピードの測定方法。
Ooklaのスピードテストはオンライン上で測定可能な数あるインターネットスピードテスト の中のひとつです。OokiaのSpeedtestやFast、SpeedOf.Me、TestMy.Net、Internet Health Test、SpeedSmartなどは有名なツールと言えます。その中でもOokiaのSpeedtestは世界中のユーザーから利用されており、そのテストの正確性からもおすすめのツールです。
調査を終えたらアプリが現状を知るために必要な3つのWiFiヒートマップ を作成します。
WiFi電波の弱い場所が見つかったら、改善を行いましょう。ルーターのアクセスポイントの変更や、追加、WiFi電波複製機 や WiFiエクステンダーを使用するのもまた方法です。
ノイズ率が高いことが問題の場合、アクセスポイントをノイズの少ない場所に移動させたり、電磁波を発生させるデバイスを遠ざけたり、2.4GHzを5GHzに変更するなどが挙げられます。干渉率が高い場合は、チャンネルを変更し混雑を避けるなどといった対策が効果的です。以下のトラブルシューティングガイドを見て、電波レベル、ノイズレベル 、チャンネル干渉率についての詳細を学びましょう。