4Kオンラインビデオが一般的になってきているなか、ゲームでは100GBの容量を超えるようになりました。また、ウェブサイトも容量の肥大化が進んでおり、読み込みに時間がかかってしまうこともよくあります。速度の早いインターネットは必須となりつつありますが、ストリーミング、オンラインゲーム、ウェブサイトの観覧に必要なスピードはどのくらいでしょうか?
インターネットスピードは、周波帯とも言われ、一定の時間内にインターネットがコンピューターや携帯電話に転送するデータの量を指します。ダウンロードスピードとアップロードスピードの2つから構成されます。
ダウンロードスピードとアップロードスピードは一般的に1秒あたりのメガビット数(Mbps)で測定されます。100メガバイト(MB)のファイルを100Mbpsの速度のインターネットで転送する際、ダウンロードまたはアップロードに必要な時間は8.39秒です。所要時間が10秒ではいのはなぜでしょうか?その理由は1メガバイトは8メガピットで、1メガバイトは実際のところ8メガビットに相当するからです(8メガビット=1メガバイト)
インターネットサービスプロバイダの数値はメガバイトではなくメガビットであることがほとんどです。これはメガビット数のほうが数値が大きく見えることからプロバイダが好んで使う傾向があるからです。混乱を避けるためにも、データ転送スピードの計算機の使用を推奨します( 計算機は こちら) アップロード、ダウンロード、転送スピードの測定の簡易化に役立ちます。
ダウンロードスピードとアップロードスピードの他にも、接続の遅延度も注目するべき数値です。遅延度とはひとつのポイントからもう一方のポイントまでのデータ転送の所要時間を表示したもので、ミリセカンド(ms)で測定されます。インターネットに接続する時間の長さによっては、周波帯と同じくらい重要になる項目です。
もちろん、世界トップクラスのスピードを誇るインターネットを利用することも可能ですが、WiFiの電波の強度なしにはそれらも活用することができません。NetSpot を使用しワイヤレス調査を行い、WiFiネットワークの効果を最大限に発揮する方法を試してみることをお勧めします。
米国政府が多数のインターネットユーザーを調査を委託している機関であるFCC(Federal Communications Commission)によれば、高画質のオンラインコンテンツに必要なインターネットスピードは12-25Mbpsとなります。数値だけを見れば明確ですが、この数値にたどり着くまでの全ての詳細も一緒に知っておきましょう。
インターネットユーザーのネットワークの使用目的は様々です。25Mbpsは一般的には十分とされていますが特定のユーザーにはまだ足りないかもしれません。そこで、カテゴリー別に分けてどれくらいのスピードが必要かをご紹介します。
オンラインでストリーミング中継をご利用になる場合、ストリーミングの品質にもよりますが強力なインターネットが必要となります。ストリーミングがHDの場合、25Mbpsのアップロードスピードが推奨されています。ストリーミングが4Kの場合、100Mbpsのアップロードスピードが推奨されています。もしもインターネットを複数のデバイスで使用する場合は推奨されるスピード以上の数値が必要となります。
アップロードスピードよりは優先度が下がりますが、ダウンロードスピードも非常に重要です。25Mbpsのアップロードスピードと同等に25Mbpsのダウンロードスピードがあれば非常に良好となるでしょう。
ゲームの場合、遅延度が低いことが非常に重要となります。100/100Mbpsの光回線があったとしても遅延度が100msの場合、まずは遅延度を20ms程度に下げることを推奨します。30ms程度が機能するには十分でしょう。また、リアルタイムで複雑な動きを反映したり、数秒の誤差がゲームの結果に大きく関わるようなゲームでない場合は、50msの遅延度でも十分と言えるでしょう。
オンラインゲームに必要なスピードは25Mbpsほどで十分ですが、ゲームの動作の遅れを避けるためにもう少し高い数値を用意するのも理想的です。また、複数人で使用していて誰かがダウンロードしているときに動作が遅くなるといった事態も避けることができます。
Netflixを使用においては、公式サイトより必要な周波数が明記されています:
Netflixに必要な速度はそこまで高速ではありません。もしフルHDテレビでご覧いなりたい場合は5.0メガビット/秒以上の速度があると画質の乱れも起こりにくくなります。
Netflixに必要な周波数はYoutubeやTwitchなど他のストリーミングサービスに必要な数値の参考にもなります。
一般的なインターネットサーフィンでは、1Mpbsがあれば十分と言われていますが、この数値は文章のみのウェブサイトを対象にしているため、画像やメディア媒体が多含まれるウェブサイトには不十分で、読み込みに数分かかってしまう場合もあります。
読み込みの遅れを防ぐためにも、10Mbps以上の周波数があれば十分と言えるでしょう。